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『達人伝~9万里を風に乗り~』



「達人伝」
王欣太

 先日、一巻と二巻同時発売で刊行となった王欣太だ。
私は、この人の、「蒼天航路」にやられまくったので本当は、
そっちのほうを書きたいのだが、終わってしまったものは、しょうがない。
 あれだけ、人気があったら、曹操が死んだ後も、連載が続くかなぁなんて、密かに
思っていたのだが、すぱっと終わってしまった。戦場で死なず、すぱっと死んでしまった
曹操みたいである。

 書きだすと、長々となるので、一点だけ、よく漫画の材料にも三国志はなってきた。
私も、娯楽の基礎教養としてある程度知っているつもりだったけど『蒼天航路』と出会い、
改めて、三国志をいろんな媒体で調べなおし、読んだ。で、どこが新しいのかとか、
どこが、漫画での新アイデアとか、発見するのが、とてもおもしろかったし、王欣太を敬服した。
どの程度、最初についていた中国人のアイデアなのかは、委細わからないが、
 妙に武将の一騎打ちが多かったり、見え見えの策がまかり通ったりする芝居っぽい作品を
ハードにリアルに描いたものだと思う。
 基本は、三国志正史を元にしていると思う。
 
 で、モーニングでの連載終了後、「ReMenber」がスタート。戦後の混乱期を舞台にした作品だったが
連載の続きぐわいが、面白さに直結する日本のマンガ業界。
 正直、盛り上がらないまま。終わってしまった。
「モーニング」はけっこう少年誌や青年誌に比べると終わりそうでも、続けてくれたりするのだが、
まぁ、推して知るべしである。

 で、その後、どうなっているのか、全くわからなかったのだが、アクションで連載していたようだ。
講談社からは、双葉社は、若干格下げ感はあるけど、多分その分、自由に描けると思う。
 
 今度は、キングダムなどと同じ、春秋戦国時代を取り扱っている。
荘丹が主人公。王欣太にはなくてはならない食事と料理シーンもたっぷりあり、
 どのへんが史実でどのへんがプラスαされているのかは、全然予備知識がないので、
知りえないが、小さいところから始まり、歴史のうねりで『蒼天航路』の時と同じ、
破格の人物が多数出てきそうである。

 いや、どっちかというと、出てきてほしい。

 まだ、二巻だが、今のところは、「Remenber」よりは、おもしろいという感じかな、、。
これから、これから、、。
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